映画「すずめの戸締まり」を観た

映画「すずめの戸締まり」を観てきました。

事前情報で、震災を描いていることや緊急地震速報の音が流れることで注意喚起されていたので、ストレスになると感じて、観るのをためらっていました。

でも、先日、映画「かがみの孤城」を観たことで、心境の変化があり、一歩踏み出して観れるのではないかと考えて、今回、時間が空いたので観てきました。

観た結果としては、とてもよかったです。

感想は他の方がたくさん書いていますし、ボクはそこまで書ける語彙はないのですが、家出をして日本全国を旅したい気分になりました。

NHKの深夜の紀行番組「これって攻めすぎ!?世界旅行」が面白いと思う

NHKで土曜日の深夜にやっている「これって攻めすぎ!?世界旅行」という海外の紀行番組が面白くて最近ハマっています。同じく録画して見ている「日立 世界ふしぎ発見!」より面白いかも。放送されている時間帯はボクは医師の指示で寝ていないといけないので、録画して後から見返しています。

内容としては、旅をするメインのゲストに、定番のガイドブックを紹介するアナウンサーがいて、もう一人のゲストが攻めすぎガイドブックになって型破りなスポットを紹介する、という構図なのですが、紹介されるスポットがマニアック過ぎます。

今まで見てきたので印象的だったのは、カナダの回でバルカンという町がスター・トレックに出てくる星と同名だからとスター・トレックで町おこしをしているの、ギリシャの回で教会が地すべりで傾いて奇跡的に建っている状態なもの、フィンランドの回でコルピクラーニというヘビーメタルのバンドが森を大切にしていること、シドニーエルビス・プレスリーの祭りをするために名前を変えちゃった人、パリのカタコンベと哺乳瓶でワインを飲む店、フィンランドサルミアッキペサパッロアメリカの博物館に展示されている現在は発売禁止になっている原子力研究セット、などなど、普通の紀行番組では取り上げないようなものを取り上げているので、とても興味をひきます。

この間、正月にいつもの放送時間と違う時間帯で起きている時間帯に放送していたので、リアルタイムで見れたのですが、感想をツイートしながら同じようにツイートしている人たちと感想を分かち合えるという点でよかったです。

ただ、この番組、深夜にやっているせいか、ツイッターではあまり認知度がよくないようで…。ゲストの掛け合いとか、ガイドブック同士の喧嘩とか、面白いんだけどな。もっと認知度が上がるように応援しています。

映画「かがみの孤城」を観てきた(ネタバレ)

映画「かがみの孤城」を観てきました。朝の情報番組「スッキリ!」の中の占い(スッキりす占い)のコーナーでこの映画とのコラボレーションをやっていて気になっていたところに、観に行ったマイミクさんが押してくれたので、行く気になりました。原作は小説だそうですが、読んでいません。

 

孤城にかがみを通して、家庭などに問題がある中学生たちが集まってくるわけですが、学校における保健室みたいな、駆け込み寺的なものだと思いました。逃げ込める場所があって、同じような境遇の人たちと話をするだけでどれだけ心が安らぐか。ボクも学校にいたときは保健室にいることが多かったので、孤城みたいな環境があったらよかったのにな、と思ってしまいました。

フリースクールのカウンセラーの喜多嶋先生という存在が出てきますが、いろいろな悩みを聞いて寄り添ってくれる人がいるだけで、どれだけその人の心が救われるか、と思いました。ボクも心療内科に通っていますが、カウンセリングして薬を処方してもらうことで助かっている部分があります。

孤城に集められた中学生の時代が違っているのではないかというのは、マサムネが持ってきた携帯ゲームのことをスバルが知らなかったり、マサムネが言っていたゲームのことをウレシノが映画化されていると言ってマサムネが否定すること、こころとマサムネとフウカとウレシノは喜多嶋先生のことを知っているのに他のメンバーが知らないこと、みんなで保健室で会おうとしたけど会えなかったこと、など、伏線があったのですが、途中にマサムネが説明したパラレルワールド説が出てきたので、パラレルワールドなのかな、とも思ってしまいました。結局、時間に7年ずつ差があったわけですが。

こころが同級生からいじめを受けるシーン、特に家にまで押しかけられるシーンは怖かったです。担任の先生もいじめに対して無理解で、母親がこころの話を理解して味方になっていなかったら、こころの居場所がなかったのではないかと思います。

アキが父親らしい男性から性暴力を受けるシーンで、男性の顔が線でぐちゃぐちゃになっていましたが、それだけアキにとっては顔も思い出したくないくらい辛いシーンだったのだと思って辛かったです。また、アキが孤城のルールを破ってしまいますが、ルールを破ってまで家に帰りたくなかったのだと考えると、アキはどれだけ過酷な環境を耐えてきたのだろうと考えてしまいました。

アキがルールをやぶってみんなの鏡が割れるシーンで、こころは萌の家から帰る途中だったので助かりますが、その時に家からパリーンと音がした時、誰かが意図的に鏡を割ったのか心配しました。母親が見つけて気味悪がって割ったか、とか、同級生が家に侵入して鏡を見つけて割ったのではないか、と、ちょっと心配でした。

オオカミさまがリオンに対して最後に「善処する」と言ったことは、リオンだけ記憶が残っているということなのでしょうか?パンフレットの原監督のインタビュー(25ページ)で、「こころ自身も実生活に戻ってお城のことを忘れますが、」とあるので、こころなど他のメンバーはルールに従ってお城のことは忘れてしまったのだと思われます。だけど、リオンがこころと同じ中学に転校してきたときには、気軽に声をかけています。

途中、マサムネが「真実はいつもひとつ!」というシーンがあるのですが、その時点でマサムネの声優が高山みなみさんだと気づきました(笑)。

アキは大人になってこころたちに影響を与えますが、スバルも大人になって「ゲートワールド」というゲームを作ってマサムネやウレシノに影響を与えてると思うと胸熱でした。

 

原恵一監督の映画を観るのは「かっぱのクゥと夏休み」以来でしたが、前回と同じくかなり心に刺さりました。

ビジュアルコンセプトのイリヤ・グブシノブさんのインタビュー(パンフレット32ページ)に、「城の中にはあちこちにクローバーのような紋章」と書かれていて、パンフレットに書かれているアートボードを見ると確かにクローバーだらけだった。映画鑑賞中には気が付かなかった。

パンフレットを読んで気になったのは、原監督のインタビュー(パンフレット23ページ)、他のスタッフに対してはさんづけしているのですが、脚本の丸尾みほさんだけさんづけされていないので、ミスか、さんをつけないくらい親しい間柄なのか、ちょっと気になりました。あと、同じく原監督のインタビュー(パンフレット22ページ)で、「最近テレビを観ていて、転職サイトのCMがなんでこんなに多いのだろうかと思うようになって。きっと今いる職場に不満があったり、人間関係に苦しさを感じている人が多いのだろうと。」という部分に、そういえば最近テレビでCMを何気なく観ているけど、言われてみると転職サイトのCMが多いなと気づかせてもらいました。転職は生きづらさの現れという表現に、この映画に出てきたこころたちみたいに、大人でも社会的に不安を抱えている人が多いのかなと思いました。

 

この映画を観た後、ボクの心にも変化がありました。仕事場で不満があった時に自分の中にためこんでいたのですが、職場の心許せる人に愚痴を少しだけ吐けるようになりました。

 

追記:小説版を読んだほうがいいのかなとも思っているのですが、今のところ小説版を読む心の余裕がないです。長い小説が読めない状態で…。

映画「妖怪ウォッチ♪ ジバニャンvsコマさん もんげー大決戦だニャン」を観てきた

妖怪ウォッチ♪」の映画を観てきました。

最初の「妖怪ニャハ体験」、3つの間違いのうち、2つしか分かりませんでした。

オープニングテーマとエンディングテーマがおなじみの曲でよかったです。

最初のキャラクター紹介、コマさんよりコマみの方が先だったので、コマみの重要性について考えてしまいました。

ヨップくんとインジャネーノが出てきたのですが、両方とも、妖怪ウォッチぷにぷにで見たことがあるキャラクターだったので馴染みがありました。

属性は妖怪ウォッチの初期の設定通り(イサマシとかプリチーとか)でした。ジバニャンとコマさんがヒーローになると、なんで属性まで変わるんだろう?

シン・ウルトラマンシン・ゴジラのパロディを堂々とやっていてよかったです。

シン・こまじらーがゴジハムくんっぽかったです。

やっぱり、普通の妖怪ウォッチのかわいいキャラクターを元にしたストーリーの方がとっつきやすくて話に入りやすかったです。シャドウサイドの映画は見たんですが違和感がありましたし、Y学園の映画はついていけなくて結局見なかったので。

フユニャンが出てくると映画だなという感じがしました。

コマンド・オブ・ミステリアスでコマみ。

途中、ニ箇所だけ、シーンのつながりがプツッと切れたようになる箇所があって、そこが気になりました。

予告編含めて55分で、料金が一律1000円だったので、ちょうどいい時間つぶしになって、そこもよかったです。

映画「Dr.コトー診療所」を観てきた

映画「Dr.コトー診療所」を観てきました。

 

ドラマで観ていたコトー先生が現実の時間軸そのままに年齢を重ねたみたいで、ドラマの後にもコトー先生は診療を続けていたんだなと思いました。ドラマのエピソードを忘れかけていたのですが、映画を観ていたら、例えば星野家の昌代さんが脳の手術を受けて言語障害が残っていたことなど、いろいろなことを思い出せました。原家の剛洋くんが医師を志していたことは忘れていましたが、最終的に医師をまた志すようになったみたいで、頑張れって思いました。あと、志木那島で台風で土砂崩れが複数起こるのはやりすぎかなと思いました。台風で土砂崩れというニュースに日常生活であまり触れないからかもしれませんが。

ドラマのDr.コトー診療所の放映の後に、与那国島に旅行する機会があって、バイクで与那国島を走り回ったり、実際に診療所の建物まで行ったことがあるのですが、映画はそのことを思い出させてくれました。映画で与那国島の色々な景色を見れて良かったです。

 

追記:白血病は、今では治せない病気ではなくなっているのだなと思いました。白血病で亡くなる著名人のニュースに何度も接してきましたが、最近の医学の進歩で、骨髄移植などで快方に向かう方が以前より多くなったと実感します。

映画「LAMB/ラム」を観てきた(ネタバレ、アダルトな考察を含む)

映画「LAMB/ラム」を観てきました。ネタバレで感想を羅列していきます。気づいたことがあったら後から足していきます。

 

  • アイルランドの自然がよく分かる映画。
  • 第3章まであります。
  • ラジオから流れてくるアイルランド語も全部字幕が欲しかった。
  • 第1章、羊の飼育の様子が淡々と描かれていて、第2章以降には羊の飼育の様子が出てこなくなるので、子供が出てきてから飼育をしなくなったように感じたけど、実際は、描写が子供中心になったということかな。
  • 子供が上が羊で下が人間だとわかる最初の場面、赤ちゃんのプリケツがかわいい。
  • 途中、夫婦同士でセックスしていて、女性が絶頂に達する場面があったので、もしかしてこの後赤ちゃんが出来て、羊の子供よりも実の子供を愛するようになる展開かな、とおもったら、違った。ただ単に、生活が充実している、という描写かな?
  • 最後に出てくる半羊半人(パンフレットでは「ラムマン」)がなぜイングヴァル(夫)に向けて発砲したのか気になる。アダ(子供)が羊にさらわれて取り戻した場面でマリア(妻)が羊に向かって「来るな!」と叫んだのが、かなり口汚い言葉で、羊を蔑んだような雰囲気に聞こえたので、それが気に触ったのかもしれないと思ったし、あと、やっぱりマリアが母羊を銃で殺して埋めたのをどこかで観ていたのかもしれない。
  • マリア、夢に羊が出てくるようになって母羊を殺したけど、単純に羊小屋で厳重に管理しておけばよかっただけでは。
  • ペートゥル(叔父)が登場した時に、一緒に車に乗ってきた人たちが、アダをさらってどこかのサーカス団に売るような展開になるのではないかと思ったけど、違った。
  • ペートゥル、ドラマーから歌手になった経緯が気になる。
  • なんでペートゥルは居候をするまでに落ちぶれてしまったのか。
  • ペートゥルがアダに草を食べさせようとするシーンで子供が欲望に忠実に草を食べてしまうの、やっぱり羊なのかなと思ってしまう。
  • ペートゥルがアダに銃口を向けたシーンで、実際に殺していたら、たぶんマリアがペートゥルを殺していたと思う。でも、ラムマンもいずれ何かをすることになるので、本筋には変わりなかった。
  • 番犬がラムマンに殺されるところをアダは見ていたはずだけど、その時点でラムマンがアダをさらっていかなかったのはなぜだろう。イングヴァルかマリアに復讐する機会を伺っていたのかな。
  • 番犬が殺されたのに気づかずにサッカー戦に熱中しているあたり、危機感がそうとう薄れていたんだと思う。この時点でアダがサッカーに熱中できなかったのは、何か不安感を家族に伝えようとしていたのかもしれない。
  • ラムマンは男だったけど、ラムウーマンみたいなのはいなかったのかな?羊を探して種付けしているということは、そういう異種姦をする種族なのかな。人間に種付けすることはあるのかな?
  • 人里離れた場所でイングヴァルを殺されて、マリアはその後どうしたのだろう。連絡手段も電話みたいなのは出てこなかったので、かなり絶望的な状況だと思う。また、ラストシーンのマリアの表情が印象的だった。なにか、この人は復讐をしそうだと思った。ペートゥルが犯人だと思ってペートゥルを殺す展開になるのか、子供を探して大自然の中でラムマンに出会うのか、いずれにしても悪い展開になる予感しかしない。
  • アダが生まれてきた時に、マリアはイングヴァルが羊とセックスして生まれた可能性は考えなかったのかな?メスの羊のアソコの感触が人間に似ているから羊飼いがメスの羊を獣姦するという話はよく聞くから、そうだったら辻褄としては合うのかもしれないけどマリアはドン引きかもしれない。
  • 劇中、クラシックっぽい音楽がBGMとして流れるので、フィクションだとしても起こること全てが荘厳な感じがする。

映画「雨を告げる漂流団地」観てきた(ややネタバレ)

映画「雨を告げる漂流団地」、TwitterNetflix広告で絵柄とか気になっていたので観てきました。ややネタバレで感想を列記していきます。

 

  • 誰も死なないので、小学生の冒険譚を観たい人にはおすすめ。
  • でも、途中、現場猫案件みたいな傷つく描写が多々あるので、最終的に死人が出るのではないかとハラハラした。観覧車のワイヤーが外れるシーンなんか特に。
  • 航祐と夏芽のような幼なじみ男女の組み合わせは、なんかむず痒いし、将来くっついてしまえと思うw
  • 同級生6人組の個性がそれぞれ出ていたし、これをきっかけに6人組が仲良くなっててよかった。
  • 6人組から選ぶとしたら令依菜と太志を選ぶ。
  • カメラは航祐の祖父から引き継いだ時にフィルム入ってた状態だったのかとか、そのフィルムに何か残っていなかったのかとか、気になる。
  • ブタメンカロリーメイトはスポンサーなので、ブタメンは引き出しの中に結構あるwというか、どれだけ貯め込んでいたのか。
  • そこらへんの草を食べる状況まで漂流したくない。
  • 漂流してから戻るまで、現実世界では時間がそんな経過してないっぽいけど、包帯やら傷が増えてて、帰ってきたら家族心配しただろうにと思う。
  • 取り壊された建物はあんな風に土地神のような存在と一緒に異世界を漂流しているのかなと思うと切なくなる。
  • エンドロールに出てくる切り抜き画像、時々手抜きっぽいのが混じっていたのかと思ったけど、原画とかデモ画像なのかな。
  • 令依菜の観覧車の思い出がなかったら途中で詰んでた。
  • 令依菜と珠理が百合カップルになる物語?令依菜が珠理のことを本気で心配するあたりから出来始めてた。
  • 航祐と夏芽の夫婦喧嘩に周りが巻き込まれた印象。
  • Twitterにも書いたんだけど、入場者特典のチェキ風フォトが太志のフォトだったので、よかった。

    雨を告げる漂流団地の太志のチェキ