映画「LAMB/ラム」を観てきました。ネタバレで感想を羅列していきます。気づいたことがあったら後から足していきます。
- アイルランドの自然がよく分かる映画。
- 第3章まであります。
- ラジオから流れてくるアイルランド語も全部字幕が欲しかった。
- 第1章、羊の飼育の様子が淡々と描かれていて、第2章以降には羊の飼育の様子が出てこなくなるので、子供が出てきてから飼育をしなくなったように感じたけど、実際は、描写が子供中心になったということかな。
- 子供が上が羊で下が人間だとわかる最初の場面、赤ちゃんのプリケツがかわいい。
- 途中、夫婦同士でセックスしていて、女性が絶頂に達する場面があったので、もしかしてこの後赤ちゃんが出来て、羊の子供よりも実の子供を愛するようになる展開かな、とおもったら、違った。ただ単に、生活が充実している、という描写かな?
- 最後に出てくる半羊半人(パンフレットでは「ラムマン」)がなぜイングヴァル(夫)に向けて発砲したのか気になる。アダ(子供)が羊にさらわれて取り戻した場面でマリア(妻)が羊に向かって「来るな!」と叫んだのが、かなり口汚い言葉で、羊を蔑んだような雰囲気に聞こえたので、それが気に触ったのかもしれないと思ったし、あと、やっぱりマリアが母羊を銃で殺して埋めたのをどこかで観ていたのかもしれない。
- マリア、夢に羊が出てくるようになって母羊を殺したけど、単純に羊小屋で厳重に管理しておけばよかっただけでは。
- ペートゥル(叔父)が登場した時に、一緒に車に乗ってきた人たちが、アダをさらってどこかのサーカス団に売るような展開になるのではないかと思ったけど、違った。
- ペートゥル、ドラマーから歌手になった経緯が気になる。
- なんでペートゥルは居候をするまでに落ちぶれてしまったのか。
- ペートゥルがアダに草を食べさせようとするシーンで子供が欲望に忠実に草を食べてしまうの、やっぱり羊なのかなと思ってしまう。
- ペートゥルがアダに銃口を向けたシーンで、実際に殺していたら、たぶんマリアがペートゥルを殺していたと思う。でも、ラムマンもいずれ何かをすることになるので、本筋には変わりなかった。
- 番犬がラムマンに殺されるところをアダは見ていたはずだけど、その時点でラムマンがアダをさらっていかなかったのはなぜだろう。イングヴァルかマリアに復讐する機会を伺っていたのかな。
- 番犬が殺されたのに気づかずにサッカー戦に熱中しているあたり、危機感がそうとう薄れていたんだと思う。この時点でアダがサッカーに熱中できなかったのは、何か不安感を家族に伝えようとしていたのかもしれない。
- ラムマンは男だったけど、ラムウーマンみたいなのはいなかったのかな?羊を探して種付けしているということは、そういう異種姦をする種族なのかな。人間に種付けすることはあるのかな?
- 人里離れた場所でイングヴァルを殺されて、マリアはその後どうしたのだろう。連絡手段も電話みたいなのは出てこなかったので、かなり絶望的な状況だと思う。また、ラストシーンのマリアの表情が印象的だった。なにか、この人は復讐をしそうだと思った。ペートゥルが犯人だと思ってペートゥルを殺す展開になるのか、子供を探して大自然の中でラムマンに出会うのか、いずれにしても悪い展開になる予感しかしない。
- アダが生まれてきた時に、マリアはイングヴァルが羊とセックスして生まれた可能性は考えなかったのかな?メスの羊のアソコの感触が人間に似ているから羊飼いがメスの羊を獣姦するという話はよく聞くから、そうだったら辻褄としては合うのかもしれないけどマリアはドン引きかもしれない。
- 劇中、クラシックっぽい音楽がBGMとして流れるので、フィクションだとしても起こること全てが荘厳な感じがする。