まんが日本昔ばなし【最終回】

しょじょ寺の狸ばやし

演出が彦根のりおさん(カールおじさんの人)だ。
BGMも『しょじょ寺の狸ばやし』(作詞:野口雨情/作曲:中山晋平) 。
しょじょ寺(證誠寺)は木更津にあるそうです。

狸がお寺にやってきて、腹づつみを打ったり、暴れまわったりするので、寺に代々和尚が居つかずに、寺は荒れ放題。図に乗る狸たち。
立派な和尚さんと小僧が来た時には、狸に化かされて、和尚さんと小僧は結局逃げていってしまった。
力のありそうな豪傑和尚さんが来たら、一晩中腹づつみを打ち続けて、追い返してしまった。
次に来たのはなんとも汚い風変わりなこじき坊主。寺に居ついてしまう。
一つ目小僧のぽん太…団子をもらってとことこ出てきました。
ろくろ首のぽん子…お酒をもらって「酔っちゃった…うぃ。」
三つ目入道のぽん吉…肩をもます
たぬきばやしに、仲間に入れてくれ、と腹づつみを打ち始める和尚さん。
腹づつみの音が違うのでたぬきに笑われてむきになる和尚さん。お腹を叩きすぎて倒れてしまう。たぬきに寺に運ばれる和尚さん。
和尚さん、次の日、朝早くから腹づつみの稽古。昼飯もそこそこに腹づつみの稽古。お天道様が西に傾く頃には良い音が出るように。
満月の夜、狸たちと一緒に腹づつみをする和尚さん。
必死にやりすぎて狸の親分のお腹が破裂。和尚さんが薬で治す。
しょじょ寺では、今でも満月の夜には狸たちが庭に集まって腹づつみを打つそうな。

たにし長者

もう若くはない子供のない百姓の夫婦が、毎日子宝が授かるよう水神様に願掛け。
ある日急に女将さんが産気づいて、生まれたのが、たにし(^-^;旦那は泡吹いて倒れるし。
水神様の申し子とばかり、大事に大事に育てることに。
たにし成長せず。
20年の月日が流れる。夫婦はじじばばに。
突然たにし喋る。「おとん、おかん。おとん、おかん。たにし息子だよ。」
喋っただけで倒れるじじばば。
たにし息子、なかなかの知恵者だった。
たにし息子、なかなかの馬裁き。
たにし、年貢を納める。
たにし息子、長者に気に入られて、二人の娘のうちどちらかを嫁にするのを提案。「わしは、お前のような珍しい息子を持ちたいとかねがね思っておった。」<珍しいにもほどが(^-^;
長者の姉娘はぷんぷん怒ってたにしの嫁になるのを拒否。気の優しい末娘は了解。
たにし息子と長者の末娘が結婚。たにし息子の両親はたいそうの物持ちに。
たにし息子の代わりによく働く末娘。
たにし息子、からすに狙われる。<そう考えるとよく今まで20年間からすから生き延びてたな。
さらに一年経って薬師様のお祭りの日。
嫁様、たにし亭主を帯の間に挟んで祭り見物のために村の鎮守にお出かけ。
一人で願をかけるため、たにし亭主を田んぼの淵に置いておく嫁様。
姉娘が登場。餌をまいてたにし亭主の周りに他のたにしを集め、カラスをけしかけてタニシを食べさせる。<姉娘ひでぇ。
末娘が必死で駆け寄ると、たにし亭主が急に大きくなって人間に。「嫁様の愛が通じたか、嫁様の祈りが通じたか、たにしは立派な若者になった。」<なんか若者というよりはちょっと歳をくってるように見えるんですが(^-^;
こうして二人は手を取り合って商いを始めたが、たにしの亭主と評判になり、たいそう繁盛して、たにし長者と呼ばれたそうな。