ブラック・ジャック21

視聴一日遅れ。

21-14(Karte:75)『恐怖のフェニックス病』

手塚治虫 原作「ブラックジャック病」

はやり病であちこちの村全滅。
古代遺跡に住んでるクーマ先生。
BJ先生、手術中に急にめまいが。怪しい注射を打つクーマ先生。
CM入りのアイキャッチはマントを翻すBJ先生。CM明けのアイキャッチは跳ねてるピノコ
眠り病にかかる寸前だったBJ先生。
クーマ「もう30年以上前、世界の高名な医師達が集められ、医学の未来を、いや、人類の未来を方向付ける壮大なプロジェクトが発足した。人工臓器開発をメインにした、シュタイン博士と君の父親、間影三、ガン治療スペシャリストであるクロイツェル博士、薬品の開発をメインにしたジョルジュ博士、そして、臓器移植をメインとした、本間医師とその助手を務めていた私、最後に、それらの医師を統括する、全満徳がいた。それぞれの医師は。各方面から、生命の可能性と限界にアプローチしていたのだ。これが後に、ノワールプロジェクトと呼ばれることになる。」
クーマ「ある時、ジョルジュ博士が偶然に発見したウイルスが、プロジェクトの方針を大きく狂わした。」ジョルジュ「このウイルスは、限られた条件の中ではあるが、自らの力で電気を作り出すことができる。これを人工臓器の電源に流用すれば…」クーマ「ジョルジュ博士はこの発電ウイルスを、BLOOD OF PHELPS 通称 BOP と名づけ、発見を喜んだ。だが、本間先生だけはこの発見に異論を唱えたのだ。」本間「やはり、本格的に実用化するには、十分な研究と実験が必要だ。」・・・クーマ「孤立した本間先生は研究所を追われることとなった。」・・・クーマ「私は本間先生の後任として移植手術担当医となった。人工心臓の移植手術は次々と成功し、学会発表の時期も秒読み段階だった。そんな時、移植手術を受けたものが次々と謎の病で倒れた。それが、あの本間血腫だったのだ。本間先生が危惧していたように、人工心臓の電源に流用していた発電ウイルスBOPと因果関係があると思われたが、治療法は見つけられず…、やがて本間先生は自分一人で責任を取り自ら一線を退いた。問題発覚を恐れた他のプロジェクトメンバーは全ての研究を秘密裏へと闇に葬り去った。原因追求をしていた本間先生も、研究を断念するしかなかったのだ。」
クーマ先生vsクロヒョウ。勝てるわけがない。
クーマ「実は、数年前、全満徳が私の前に現れたのだ。」・・・全満徳「絶滅に迫られている野生動物に、BOPを試してほしいのだ。」クーマ「なぜBOPを?」全満徳「ドクタージョルジュの研究の結果、あの発電ウイルスには老化促進を停止させる働きがあることが分かった。」クーマ「老化を…止める?」全満徳「そうだ。これを使えば、体が衰えることなく、永遠の命を手に入れることが出来る。」クーマ「しかし…」全満徳「大丈夫、安全性は確かめられている。後は結果だけなのだよ。」クーマ「なぜこの私に?」全満徳「滅び行く動物達を、難病で苦しむ人々を救いたいだろう。BOPは人類の、いや、地球上全ての生き物にとっての希望なのだ。」・・・トーマ「私は言われるがままに動物達にBOPを投与した。当初は驚くべきほどの成果をあげ、報告を受けた全満徳は喜んだ。しかし、一年も経つと、次々とBOPを投与した動物達が倒れていった。かつての本間血腫のように。それと同じくして、近隣の村人達が体調を崩し、私の元にやってきた。ある者はガン、そして脳梗塞心筋梗塞と病状はさまざまで、本間血腫とは大きな違いがあった。私は、この病の原因を突き止めようと研究を続け、そして見つけた。進化したBOPウイルスを。」「より、感染力が強く、凶暴なウイルスとなって再び私の目の前に現れたのだ。その後私はフェニックス病の血清作りに明け暮れた。一人遺跡に住み。だが、フェニックス病は日に日に進化し…。全満徳は危険を承知で私に近づいてきた。この大地に生きるもの全てが実験動物だった。」
いきなり間影三危篤。次回に続く。



写楽をさがせ!、助かったクーマ先生を見つめる村人の中に子供として紛れ込んでいた…。ちょっと日焼けしてた。
次回は8月14日。一週空きます。