まんが日本昔ばなし

猫とネズミ

岩手県

タイトルだけでトムとジェリーを勝手に連想してしまうほむら。
おじいさんとおばあさん、子猫を拾う。
おじいさんが納屋に鍬を取りに来たら、変わった物音が。
次の日、雨のなか、子猫が納屋に見に行ったら納屋の床に空いた小さな穴から声が。
次の日も雨なのに音がしないので子猫が見に行ったら、ネズミを捕まえる。
「おらたちネズミ一族は雨がふるたんびにネズミのお宝をみがかねばなりません。これが大変な作業でおらたち全員が一生懸命作業をしますが、疲れがたまったのかおっかさんが寝込んでしまったのです。それで、なんとかおっかさんに栄養をつけさせようと今、豆を探しに出てきたところです。この豆を食べさせておっかさんに栄養をつけさせたら、きっとあなたに食べられに出てきます。どうぞ、それまで待ってください、お願いします。」
猫、家に帰ってきて豆袋の棚に飛びつく。猫、ねずみのために豆を穴に投げ込む。
猫、ネズミに興味なし。
2・3日経って、納屋の方からチャリンチャリンと音が聞こえる。
ネズミの穴から次々と大判小判が。二人で暮らしていくには十分すぎるほどのお宝。<でも猫のおかげ。
猫ともどもネズミたちも大いにかわいがったそうじゃ。

蛙の恩返し

おじいさん、朝起きて井戸端に来たら丁度蛇が蛙を飲み込もうとする場面に出くわす。
「その蛙を逃がしてやれ。そうすれば、お前の言うことなんでも聞いてやるべ。」「それなら、お前んとこの娘を一人嫁にくれるか。娘を一人わしにくれるか。」おじいさん、相手が蛇だと思って「おお、ええとも、ええとも。」と答える。
それから何ヶ月かしたある日の夜のこと、おじいさん、3人の娘達と一緒に眠っていると、誰やら表で戸を叩く音が聞こえた。
男が立っていて「娘を嫁にもらいに来た。」「はよ、嫁をよこせ。」(「ま、まだどの娘をやるか決めておらんきに。」)「そうか、それなら次の満月の夜にまた来る。」<男の声がすごいかっこよく聞こえた。(同じ常田富士男さんなのに)
おじいさん、寝込んでしまう。
ある日、娘達に、男のところに嫁に行ってくれるよう言う。一番上の娘「おら、蛇のところへなんか、よういかんでよ。」二番目の娘「おらも、よういかんでよ。」三番目の娘「おっ父、おら行ってもええ。おらぁ、おっ父が蛇と約束してしもうたんじゃもん、いかぬわけにはいきませぬ。安心して養生してください。」
その夜、末娘のところに蛙がやってきて、知恵を授ける。
満月の夜、大きなひょうたん一つと針千本担いで男に連れられていく末娘。
山の奥深くの水場で、末娘、ひょうたんと針を水に入れて、「お前さん、私を嫁に欲しいなら、このひょうたんを水に沈め、この針をみんな水に浮かばせてみせなさい。」
できない蛇、怒って正体を現したので、娘はあわててそばの社に駆け込んで、社の中に入って扉を紐で硬く結わえる。
蛇、社を締めあげ始める。
社が壊れそうになった時に、急に静かになったので、娘が扉を開けると無数の蛙たちが。蛇死んでた。
「危ないところでしたね。これでやっと本当に恩返しが出来ました。私達が集まって力を合わせて、蛇の腹を食いちぎったのです。」<食いちぎったんだったら、ひょうたんと針は一体?
娘は無事に家に戻り、後にさる立派な若者のところに嫁にもらわれていき、いつまでも幸せに暮らしたそうな。<このとき、上の娘二人が売れ残っている描写が(^^;;


次回、やけに印象深く記憶に残っている「屁ひり女房」。楽しみ。