こんにちは アン 〜Before Green Gables

#12『はじめての学校』

雪が溶け、アンが待ちに待った春がやってきました。

冬、短かったなぁ。あと、今回、家の描写に気合入ってるなぁ。
とうとう今日から学校。夜中に何度も目を覚ました。
あわててパンを食べてのどに詰まりそうになるアン。
ジョアンナ、学校に行っていた。「まったく、アンは変わり者だわ。あたしなんか、学校へ行くのが嫌で、どうやって休もうかとばかり考えていたものよ。」
おべんとうのリンゴとメイプルクッキー2つの入ったバスケットをアンに持たせるジョアンナ。いい所ある。
学校まで1時間掛かる。

学校への1時間の道のり。
それは、アンにとって、夢のようなひと時でした。

学校の建物が見えてきた。入り口の扉が大きいので意外と小さく見える。
女の子3人組になっているうちの金髪の女の子を見て近寄り、いきなり「あなたって、あなたってまるでお人形みたいね。生きているお人形みたいよ。」と言うアン。
ヘンダーソン先生、アンが来るのを待っていた。先生、この春から正式に先生になった。
自己紹介するアン。
学校、一教室しかないのね。生徒がアンを含めて19名、それとヘンダーソン先生。
アン、自己紹介長いよ。
ノアのオムツを洗っていることを言うと、オムツを洗ってるんだって、という女の子が。男の子(ランドルフ)には、なんか変わり者だなぁと言われる。ノアは猫のロキンバーと仲良しだそう。
もらわれっ子で週に三回しか学校に来られないことが衝撃的だったようだ。
ランドルフ「変わり者のうえに、頭がまっかっかの火事だぁ。」でクラス中が爆笑。頬を真っ赤にするアン。
ヘンダーソン先生「みんな、静かに。ランドルフ、人の姿形をからかうのは人間として恥かしいことよ。自分が言われて嫌なことは、人に言ってはなりません。」
金髪の子が、早く授業を始めろとせかす。
アン、窓のそばの席。想像していた通りらしい。
出席を取るヘンダーソン先生。
アン、まだ話し足りないらしい。というか、出席を取る意味を知らなかったアン。いちいちアンの言動ごとに笑うクラスのみんな。
金髪の子「先生、授業を始めるのがどんどん遅くなります。」<きつそうな性格だなぁ。
出席を取るのを省略した先生。<ぉぃ(^^;;
CHERRY, PEACH, PINEAPPLE, ORANGE, CHOCOLATE, APPLE.
みんなが単語を書き写している間に、アンにアルファベットを教えようとするヘンダーソン先生。
アン、アルファベットが結構書けるようだ。アンにアルファベットを全部書くようにいうヘンダーソン先生。
A, B, C, D, E, F, g, H, I, Jの鏡文字, K, L, m, N, O, Pの鏡文字, Q, R, S, T, U, V, W, X, Y, Z.
アン、JとPを間違って覚えていた。それと、小文字と大文字の区別を知らなかった。
休み時間にみんなが外に出ている間も教室で文字の書き取りの練習をするアン。
女の子3人組がアンのそばに。金髪の子「お休み時間までお勉強?」栗毛のピンクリボンの子「お返事なさいよ!ミルドレッド(金髪の子)のお父様はこの街の市長なのよ。」茶髪の子「見て、この素敵なノート。ミルドレッドにもらったのよ。」
アン、集中していたので3人に気づかなかったようだ。「あたし、帰りまでに大文字も小文字もみんな覚えてしまいたいの。」とまた作業に没頭。
ミルドレッド「なにか分からないことがあったら、ランドルフの辞書を使うといいわ。」
栗毛の子がランドルフの辞書をもってきて、ミルドレッド「これが辞書よ。言葉の意味が書いてある本よ。」アン「ああ、猫のロキンバーがしゃべりだしても、こんなに驚かないわ。世界にはこんなにたくさんの言葉があるの?おばあちゃんになるまでに覚えきれるかしら。でも、これ、ランドルフのでしょう?」ミルドレッド「いいのよ。もともとランドルフには必要ないものだもの。」アン「後でランドルフに聞いてみてからにするわ。」<意外としっかりしてる。
ミルドレッド「外へ行きましょうか。」と、辞書をアンの机の上に。
ランドルフに見つかる。辞書を取ったと思われるアン。
次の授業が始まった。ランドルフに「二度と俺の辞書に触るなよ。」と言われるアン。鐘を鳴らしていたのは先生なのね。
明日は歴史について勉強。興味をひかれるアンだけど、明日はアンは学校にこられない。
金曜日は試験。アンは初めてなので気にしなくていいと言われる。
ミルドレッドに、金曜日の試験に何が出るか教えてあげると言われるアン。インドの歴史だと言われ、インドの本を渡されるアン。
いやらしい笑いをするミルドレッド。
チェロを弾くエッグマン。アンがやってきて、学校のことを話し出す。
エッグマン、アンに「例えようもなく」という言葉を教える。
インドの歴史が試験と聞いて、何とも妙だなというエッグマン
アンには難しい本だったようだが、インドについて話をするエッグマン
鍋をかき混ぜながらインドの本を見るアン。
ノアが発熱。看病をするアン。看病しながらインドの本を見るアン。
アン、寝る間を惜しんで本を読む。
金曜日。ヘンダーソン先生「では試験を始めます。みんなに言ったとおり、今日はつづりと掛け算の試験よ。」
びくびくするアン。
アン、やってみるかといわれる。チョコレートのつづりを問われて、答えられないアン。ミルドレッドが代わりに答える。
ミルドレッド、アンに舌出し。だまされたことに気づくアン。
掛け算の試験。下級生と上級生で別々の問題。
アンは下級生の問題。ランドルフがやってきて「なんだ、一問もできねぇのかよ。」
茶髪の女の子の名前はサリーらしい。
ランドルフの代わりにミルドレッドが暗算で全問解く。
アン、ミルドレッドの回答に誤りを発見。100x0=1000になってる。
アン「羊のいない囲いの事だったらエッグマンに教わったわ。」「昔、今から1500年くらい前、インドにとても賢い学者がいたの。数字というのは、もっと大昔に、エジプトで発明されたんだけど、まだ0という数字があることに、世界中の誰も気づかなかったの。ところが、そのインドの学者が、ある日羊のいない囲いを見て、0という数字を思いついたの。0は、羊が一匹もいない囲いのことなのよ。羊が一匹もいない囲いは0。それが2つあっても3つあっても、10個あっても、結局羊は1匹もいない。だから、0には何をかけても答えは0になる。だから、100かける0は0なの。」
ミルドレッド「でたらめよ。何も知らないくせに。」ランドルフ「そうさ、ミルドレッドが間違うわけないだろ。」
ヘンダーソン先生「いいえ、見事だわ。正解よ、アン・シャーリー。アン、たくさんの事を知りたい、学びたいというあなたの気持ち、素晴らしいわ。アンの小さな囲いは、これから知識できっと一杯になるでしょう。」
アン「ああ、どうしよう。羊のお陰ね。インドに羊がいてくれて本当に良かったわ。」
ここぞとばかりにインドのことを話し始めるアン。シッダールダのこと。
アン、続きを前に出てみんなに聞かせてというヘンダーソン先生。

その日、アンの胸には、学ぶこと、知ることへの情熱が、赤々と燃えていました。