ポルフィの長い旅

#35『信じるこころ』

雷雨の中を歩くポルフィ。
一方、ミーナたち。
カルロス、賭けの対象にミーナを賭けたのでイザベラに怒られる。
ポルフィ、小屋を発見。小屋の脇に止めてあったドイツのサイドカー(ボクサーツインエンジン)の方が気になる。
「正しいものにも正しくないものにも等しく雨は降る。」
巡回神父のジュリアーニさん(声:池田秀一さん)。
アポロ、寝ているジュリアーニさんをつつく(^^;;
ポルフィ、風邪をひいた。
バイクを走らせるジュリアーニさん。
ミーナの夢にうなされるポルフィ。
ポルフィ、修道院に運び込まれた。
イタリアの風邪薬。ホットワインに粗挽きコショウをたっぷり入れてある。
ジュリアーニさん、前の戦争でギリシャに行っていた。
ジュリアーニさん、修道院の中では異端児のようだ。
風邪が治ったのでジュリアーニさんのサイドカーに乗せてもらうポルフィ。
「信仰とは、聖書を通じて神がそうしなさいと言っている行いを日々積み重ねる、それが真相なのです。」
ジュリアーニさん、自分なりの講話をしている。
ポルフィの懺悔を聴いてあげようという修道院長。
ポルフィ「懺悔なんかしたって、何もいいことないよ。」
ポルフィ「神様に祈っても祈らなくても、起きる時にはひどいことが起きるんだ。」
修道院長(声:大木民夫さん)「君が、故郷で大変な目に遭った事は、ジュリアーニから聞いている。だがそれも、神が君とミーナに与えた、試練なのだよ。」
ポルフィ「どうして、どうして僕とミーナが、そんな試練を受けなきゃならないんだ。」
修道院長「それは、神にしか解らん事だよ。祈りなさい。そうすれば、神が答えてくれる。」
ポルフィ「嘘だ!」
ジュリアーニさんに相談するポルフィ。
ジュリアーニさん「ポルフィくん、世の中が理不尽で残酷なのは当たり前なんだよ。」
ジュリアーニさん「君の気持ちも解る。」
ポルフィ「ジュリアーニさん達に、僕の気持ちなんか解るもんか。何でも、神様の考えだってごまかすくせに。」
ジュリアーニさん「だから解るんだよ。」「君が今まで旅を続けているのは、君の妹を見たという人の話を信じているからだろう?」「僕も、神の言葉を聞いたという、キリストの話を信じているから、神の存在を信じている。君と僕は同じだ。」
ポルフィ「同じなんかじゃない!」
ジュリアーニさん「同じだよ。希望を忘れず、信じることを捨てず、探すことをあきらめずに旅を続ける君は、僕が理想とする信仰の姿だ。」
ジュリアーニさん「君には時間が充分ある。いつか解る時が来る。」