精霊の守り人

第十話 土と英雄

トーヤに会いに行くタンダに付いて行くことにしたバルサとチャグム。
チャグム、引っ込み思案でも臆病でもないが、ただ賢すぎる。愚痴一つこぼさない。
トーヤ、バルサとチャグムが生きているとは聞いていたけど実際に会うまで信じられなかった模様。
トーヤに仕事を頼むバルサ。チャグムに頼まれ屋の仕事を教えてやって欲しい。バルサ、見守る約束をする。
チャグムを弟分ということにして、兄貴と呼ばせるトーヤ。
ヘキムーム=卵白に砂糖と松の実の粉を混ぜて焼いたお菓子。
ハン硬貨100枚で1ルガル(銅貨)。
1袋40ハンのヘキムームを30ハン(10ハン硬貨3枚)で買う。
モンジンゼン。賭け事。表が白い外国の硬貨を全部で三つ回し、そのうち何枚が表になって止まるかを当てる。1枚だったらモン、2枚だったらジン、3枚とも白だったらゼンといって倍返し。逆に3枚とも黒だったら親の総取り。
トーヤ、ゼンに1ルガル。外れる。ため息をつくトーヤ。
はじめの1枚が倒れるまでならば賭ける事が出来た。
チャグム、硬貨を回す人が出したい目が出せるみたいだということに気づく。
チャグム、確率的に見ても親が勝つように出来ていると分析。
トーヤ、納得できなくなって、モンジンゼンの親玉にいちゃもん。でも、追い返される。
チャグム、トーヤの代わりにみんなを説き伏せに行く。
チャグム、出目を予測できるのを証明する。
3枚目で、2枚目と1枚目の出目を操ることができた。3枚目を投げる時、モンジンゼンの親方の手の位置によって、出目が変わっていた。
みんなにいかさまと非難されるモンジンゼン一座。
モンジンゼンの親方とチャグムがイカサマ無しの一転勝負で、チャグムの首飾りと、本日分の売り上げをかけて勝負。
チャグムの勝ち。