まんが日本昔ばなし

雷様の病気

栃木県

「昔、下野の国、粕尾に、天下にその名を知られた名医、智元和尚というお医者さんが住んでおられました。」→現・栃木県鹿沼市

暑い昼下がりに弟子を連れて患者の家から帰る途中に夕立に遭う。
和尚と弟子、絵的に二回も雷に撃たれてる(^-^;
メガネの弟子、雷が大嫌い。
和尚さん、ゴロゴロいう音で雷が病気にかかっていることが分かるらしい。
その夜、病気の雷様現る。鼻水たらしてるし(^-^;寝ている和尚さんのそばで起こそうかどうしようかとため息をついているw和尚さんから声をかけたら雷様びっくりw
治療代は高いらしい。
和尚さん、でかい雷様を仰向けの状態から腕ずくでうつぶせ状態に持っていった!w
和尚さん、雷様をパイルドライバー!w
弟子の名前はカンネンというらしい。
カンネン「和尚さん、あんな人々の害になるような雷なんど、いっそ死んで、いただいたほうが…。」<医者の弟子っぽくない(^-^;
和尚「ばかもん、患者のえり好みをするのは、医道の下の下じゃぞ。たとえ仇の病気でも治すのが医者じゃ。」
雷様のお尻にお灸。虎柄のパンツを下げてちょっと尻が出てる。というか、お灸が全部燃えてお尻まで燃えてるんですが(^-^;
雷様のおへそにもお灸。こちらもおへそが燃えてる(^-^;
治療代は、金はいらないが、粕尾に雷を落とさないこと、粕尾川の流れを山岸に変えること。
雷除けのお札を門口に貼ること。粕尾川の流れを変えてほしい場所にサイカチの木をたてること。
雷様が天に昇るときの手の動作はいったい(^-^;
粕尾の里で落雷の被害がなくなり、洪水の心配もなくなっておしまい。

山伏石

「昔、平泉の中尊寺から、西へ半里ほどいったところに、戸河内(とかない)川という川が流れておりました。この川が北に流れて、衣川と合流するのです。」
戸河内川に沿って歩いている山伏のひげがネズミひげだ(^-^;
川で足を洗っていたらぞうりを流してしまったので上の淵まで運んでもらえないかという怪しい女の人が。
山伏、仏に仕える身なので、女人に触れるのはだめらしい。
「お坊様は困っているものを助けるのが、役目ではないのですか?」
結局、女の人を”琴が滝”へ運ぶ。
「お坊様は見かけによらず力がお弱いんですのねぇ。」
女の人の着物の下のうろこをみてしまった。「秘密を知ったからにはただではおかないよ。」「決して人にはしゃべってはいけないよ。」秘密を漏らすと石になってしまう。
その日近くの村へ立ち寄った山伏。
次の日、山伏と妖怪との戦い。村の衆の祈りの力を借りる。
山伏の下半身が妖怪の魔力のために石に。夫婦の妖怪のうち夫の方しか封印できなかった。
村人に下流の”岩が滝”に運んでもらって妻の方も封印。
山伏は妖怪に勝つことができたが、妖怪の最後の魔力で石になってしまった。