グスコーブドリの伝記

グスコーブドリの伝記」を見てきました。
初日だったので混むだろうと思って、行くのを躊躇していたのですが、ケモナーだからか、どうしても見たいという欲求を抑えきれず(笑)、見てきました。
雨だったからか、あまり混雑していませんでした。子供連れがちらほら。
ちなみに、原作は未読です。
絵がきれいでした。
ネコのキャラクターが人間っぽい動きをするのが、とても可愛くて可愛くて。デレデレしますw
映画の内容は、夢と現実を行ったりきたりするので、子供には難しい感じ。
映画の途中に、地質学(火山学)の難しい言葉がちらほら出てきて、普通だと理解できないのでは?と思った。物語の本筋には関係ないけど。
主人公のブドリくんが、素直すぎて、「はい」ばっかり言う。
林家正蔵さんが演じている「赤ひげ」は、「アタゴオルは猫の森」で見た、ヒデヨシですよね。アタゴオルのアニメ映画また見たいな。
アメリカザリガニ柳原さんの声がなんだか最近クセになっているので、出てきたときに、あ、アメリカザリガニの人だ、って気づいてしまった(^^;セリフも、ほぼ同じセリフ(「ええい、静まれ静まれー!」)を繰り返すキャラクターだったので印象的で(^^;
ものすごい抽象的な表現が多いので、たくさん想像を働かせる映画でした。
最後もどうなったか抽象的ですし。
映画のパンフレットによると、アニメ映画の銀河鉄道の夜に出てきたキャラクターがこの映画にも出ていたらしいのですが、それは気づきませんでした。
映画の設定画集あったら買いそうな勢いです。


(7月9日追記)
この映画の感想の記事を見て回っているうちに、次の2つの記事を見つけました。
グスコーブドリの伝記:杉井ギサブロー監督×ますむらひろし対談「ブドリはネコじゃない」? - MANTANWEB(まんたんウェブ)
「グスコーブドリの伝記」を忠実なアニメ化だと思うな(エキサイトレビュー) - エキサイトニュース
原作は未読だったので当然知らなかったのですが、「グスコーブドリの伝記」には前身となる「グスコンブドリの伝記」という物語があり、さらに、その前身となる物語「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」があるとのこと。(「ネン」の数を間違えそう・・・)

グスコンブドリの伝記

宮沢賢治 ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記
今回の映画では、前身となる物語の内容を含んでいるそうです。
宮沢賢治さんは作品に何度も改稿を重ねるものが多かったそうです。
この記事を見るまで、そういう作家さんなんだって知らなかったです。
改稿前の作品である「ペンネンネンネンネン・ネネムの伝記」「グスコンブドリの伝記」と、「グスコーブドリの伝記」を読み比べてみたいなぁと興味がわきました。