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獣の奏者エリン

第50話 獣の奏者

シュナンに迫り来る闘蛇の群れの動きが、大公の群に襲い掛かった時よりも遅い。
リラン、エリンが音なし笛を吹くのではないかと気にしている。
本能のままヌガンの軍に襲い掛かるリラン。
やめるように言うエリン。エリンのやめないと音なし笛を吹くという言葉に正気に戻るエリン。
エリンを見てうなり声を上げるエリン。
シュナンの援護に騎馬隊が来た。
シュナンのところに駆けつけるエリンとリラン。
シュナンの援護に来た騎馬隊が放った矢がエリンの背中を貫いてその場に倒れるエリン。
リランにシュナンを乗せて行くように言うエリン。
音なし笛を首にかけていた紐を切って、音なし笛をリランに見せるエリン。
光がさしてきた。
シュナンを乗せて飛び立つリラン。しばらく上空にとどまった後、どこかへ。
リランの飛び立つ様を見て涙を流すエリン。
倒れるエリン。
母親のことを呼ぶエリン。
気絶していた闘蛇が目覚めた。
セィミヤの元に降り立つリラン。セィミヤのところに駆けつけて、エリンに救援をと言うシュナン。
セィミヤ、周りにエリンを助けるように言う。
エリン「私は…生きたい!」と、立ち上がってどこかへ行こうとする。後ろから闘蛇の群れが。
闘蛇に囲まれたエリンをすんでのところで口でくわえて飛び去るリラン。闘蛇に囲まれて死んだソヨンの姿が重なる。
セィミヤ「あの子と王獣は親子のような深い愛情で結ばれている。」シュナン「私達人間も、あの者達のように絆を結べるだろうか?あなたと私も、強い絆を結べるだろうか。」セィミヤ「分からない。でも、遠い者だからこそ、異なる者同士だからこそ、互いに手を伸ばさねば始まらない。そうでしょ?シュナン。シュナン、私はあなたを受け入れます。でも、戦を嫌う心は決して失いません。」シュナン「けれどそれは、夢は見れば叶うものではなく、現実を見据えねば見えない道です。」セィミヤ「その道を探しましょう。2人で。」シュナン「ええ。2人で。」
ダミヤ、エリンが落としていった小刀があることに気づき、イアルの一瞬の隙をついて小刀を取る。
シュナンとセィミヤに小刀を向けるダミヤ。
シュナンとセィミヤに小刀を持って突進するダミヤ。ダミヤを斬るイアル。
なぜか回りに誰もいない。


エリン「私は、深い淵の岸辺に立ち、竪琴を奏でよう。天と地に満ちる獣に向かって、一本一本弦を弾き、語りかけていこう。未知の調べを耳にするために。」

2つの力がぶつかり、国がゆがみ、その暗い渦は多くの人と獣達を飲み込んでいきました。
人を守るはずの掟は、人々を縛る鎖となり、獣は人のために命をゆがめられていったのです。
その暗い渦の中にあっても、掟とは何か、生き物とは何かを考え続けた少女の思いは、人と人とが手を伸ばしあうきっかけを作ったのでした。

セィミヤとシュナンが結婚。
ワダンの村をキリクが訪れる。キリク、旅の医術師になっていた。
カザルムらしいところで、王獣(アル)の前でエリンの竪琴を弾く少年が。胸にはエリンの腕輪。
ジェシと呼ばれたその少年。ジェシがお母さんと呼んだ女性は、エリンだった。
いろんな人の回想。その中で微笑むソヨン。


総集編は2010年1月9日(土)18:25から、10回予定。