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こんにちは アン 〜Before Green Gables

視聴六日遅れ。

#34『遠い町へ』

孤児院で火事が起きた夜、アンは、幽霊が出るという部屋に入れられてしまいました。
そんなアンを心配し、こっそりやって来たテッサ。
火事を起こした張本人。
テッサは、一緒に孤児院を逃げ出そうと、アンに持ちかけてくるのでした。

テッサを探しているミス・ケール。カーライル院長に見つかる。
院長、市長との会合に出かけるところだった。
院長も犯人はアン・シャーリーではないと思っていた。
院長がいない間に調べを進めるように言われるミス・ケール。
孤児院にもう1秒もいたくないというアン。
ここを出てそれからどうすればいいのか心配するアンに、グリーンクリフにチョコレートを売っているお店があり、母親といつも一緒に買い物に行っていたから、そこで手伝いでも何でもしてお店のおばさんに置いてもらうと言うテッサ。
お互いに迷っているアンとテッサ。
エドナたちに見つかるアンとテッサ。
アン「聞いたわ。あんたたちが私のかばんをいたずらしたこと。その上火事を私のせいにして。なんて卑怯な人たちなの!ここの子はみんな世の中から見捨てられた、みじめな子の寄せ集めなんだわ!だからそんな卑怯なことができるのよ。」「私はあんた達とは違うわ。ここへ来る前は、みんなが私のこと賢い子だって言ったわ。誰よりも勉強ができたの。みんなが私のこと好きになってくれた。大切に思ってくれたわ。」
エドナ、先生を呼んでくるようにニーナとキャシーに言う。
逃げるように馬車に駆け込むテッサの手を引いてアン。テッサは乗らない。
首を横に振るテッサ。涙を流す。
発車する馬車。見送るテッサとエドナ。
アンが逃げたとミス・ケールに報告するエドナ。自分が院長先生にしかられると気が遠くなるミス・ケール。
涙目のエドナ。
馬車が停まったところで、見つかりそうになり、馬車を降りるアン。
今いる場所が分からないアン。
プリンスエドワード島に行きたいと町の人に尋ねるも冷たくあしらわれるアン。
孤児院の子だと町の人たちに奇異の目で見られるアン。
誰もアンのことを知らない。

アンは、訳の分からない恐ろしさに襲われていました。
見知らぬ世界に、たった一人。
自分が、今にも消えてしまいそうな小さな存在に思えたのです。

幸せそうな家族を見て涙目になるアン。
丘から遠くを走る汽車を見つめるアン。

アンは、孤児院へ戻ってきました。
どんな罰が待っていようと、アンが行くところは、孤児院の他に、どこにもなかったのです。

↑よく一人で帰ってこられたな@@;
夜になってもランプで外を探していたミス・ケールに見つかるアン。
院長先生が帰ってくる前だった。
テッサのことを聞くアンに、自分の部屋にいるから一緒に来るように言うミス・ケール。
反省の部屋から逃げ出して脱走したことが孤児院中のうわさになっている。
エドナと顔を合わせて真っ赤になってうつむくアン。
テッサ、あれから一言もしゃべらない。
テッサ、机の下にうずくまっていた。
アンの前でようやく口を開くテッサ。テッサ「怒ってる?」「怖かったの。馬車に乗ろうとしたら、急に、怖くて、たまらなくなって、足が石みたいになって、動けなかったの。」アン「テッサ…。解るわ、私も同じよ。あんなに出て行きたいと思っていたのに、出て行ったら怖くてたまらなくなって。だから戻ってきちゃったの。」テッサ「じゃあ、許してくれる?」「私ね、いっつもあの馬車を見て思ってた。グリーンクリフに行きたいって。行けばお父さんとお母さんが待っててくれるような気がしたの。」アン「え?お父さんとお母さんが?」テッサ「うん。」
テッサ、グリーンクリフの町に両親と馬車で向かっている時に馬が暴れだし、崖から落ちて両親が亡くなってしまった。母親がテッサを抱きしめていたおかげでテッサは助かった。
アン「テッサ…。」テッサ「あの時お母さんに約束したから。だから毎晩、お祈りしてるんだよ。私をいい子にしてくださいって。なのに、どうしていい子になれないのかな。アンに、アンにひどい事ばっかりしちゃった。ごめんなさい、アン。ごめんなさい。」アン「テッサ…、いいの、もういいの。怒ってなんかいない。テッサがそんな思いしたなんて。それに比べたら、私なんか。」
扉の外から中の様子を伺っているエドナ、ニーナ、キャシー。
ミス・ケール「テッサのお母さんは、今もテッサを守っていると思うわ。アンもお父さんとお母さんが、今もどこかでアンを見てくれているのと同じように。」「ねえ、アン。あなたは、ここの子供達を、どこの誰かも分からないみすぼらしい子達、って言ったわね。でも、本当にそうかしら?テッサだけじゃないわ。みんなにも、大切な人がいたの。ニーナ・スミスは、病気で亡くなったお母さんを、最後まで看病してここへやってきたわ。キャシー・メーガンは、やさしいおじいちゃんと暮らしていたの。亡くなったおじいちゃんが教えてくれた歌を、今も歌っているわ。ここにいる子供達は、誰もが人を愛し、愛されたいと願っている。あなたの命が一つしかないのと同じように、たった一つの命を生きてる子供達だわ。あなたもたぶん、よく知ってるはずよ。人の命には限りがあることを。だからこそ、今を生きていることが大切だと思わない?今、あなたのそばにいる人を大切にして生きることが。そして、あなたも、周りの人に助けられて生きることが。助けられることは、少しも恥ずかしいことじゃないの。幸せなことなのよ。」
アン「私、ひどいことを言いました。私が言われた時、一番嫌だったことを。」ミス・ケール「あなたは今日、自分の行くところはここにしか無いんだって思ったんでしょう。だとしたら、もう一度やり直してみたらどう?ここで。」
アン、院長先生に何もかも話すことに決めた。テッサに一緒に罰を受けるよう促すアン。
院長先生が帰ってきておろおろするミス・ケール。
ミス・ケール、院長先生がいないとすごい人格者みたい(今日の話している内容で)なんだけど、院長先生の前では気弱だな(^^;
院長先生の前に並んだ、アン、テッサ、ニーナ、キャシー、エレン、エドナ。

火事の夜、事件に関係した全員が、院長先生の部屋に集められました。
アンは全てを話しました。
孤児院を出て行ったこと、こっそり鍵を持ち出して、プリンス・エドワード島の写真を取り出したことも。
そして、大切な写真を返したのです。
テッサも、あの夜の出来事を話しました。

院長先生「アン、テッサ。真実を話してくれてほっとしました。あの火事が故意に起きたものでなかったことは救いでした。ですが、あなた達が鍵を持ち出し、規則を破ったことについては、きちんと反省しなければなりません。そしてエドナ、ニーナ、キャシー、エレン。ロウソクを持ち出し、アンのかばんをいたずらした上に、真実を隠し続けたあなた達には、厳しい反省が必要です。ここにいる全員に、朝晩一時間ずつの掃除と、夕食後に二時間の学習を命じます。三年間、一日たりとも休んではなりません。アンとテッサは、脱走騒ぎの反省として、私の部屋の掃除を担当するように。」「毎日の勤めを果たしながら、それぞれが自分の行いを見つめなおし、深く反省なさい。二度と同じ過ちを繰り返してはなりません。」
アン・シャーリーさえいなければこんなことにはならなかったと不平を言うキャシー。エドナにこのままじゃすまさないんだろうとけしかけるニーナ。
掃除ではちり一つ残してはいけないらしい。
アンにとってはハモンドさんの家よりも楽な家事の上に、夕食の後に二時間も勉強できることでうれしいらしい。
アン、ふと手に取った本の中から、裏にエイミー・トンプソンと書かれた写真を見つける。

あの夜の亡霊は、なんだったのでしょう。
孤児院にはまだ、アンの知らない謎が、残っているようでした。