獣の奏者エリン

視聴六日遅れ。

第37話 誕生

秋の風が吹き始めた頃、エリンは正式な教導師となり、カザルムに新たな学童たちがやって来ました。

学童こんなに小さかったっけ?
学童たちににリランにエリン先生の許可なく近づいてはいけないと約束させるエサル先生。
タムユアンの本を読むシロン。誰にも負けないよう勉強したい。
勉強は誰かに負けないためにやるものじゃないと思うエリン。
本に書かれていることも大切だが、自分の目で見て耳で聞いて感じたことはもっと大切。
王獣のフン投げはカザルムの名物らしい。
王獣の世話をエリンより早くしたいと言うシロン。
タムユアンでは女は教導師にはなれない。女を入舎させるような家柄ではなかったシロン。
人を導くことが難しいと感じるエリン。
リランをもう付きっ切りでみないと難しい。
王獣の出産が間近で見られるなんてこんなに嬉しいことはないというエサル先生。
シロンはエリンとユーヤン以来の女の子の学童。
早く教導師になるために王獣を世話したい、女なのに教導師になれてずるい、といわれたことをエサル先生に話すエリン。
シロンの父親はタムユアンの教導師。兄二人も教導師として働いていてタムユアンの首席を取っていた。
夜にエリンが王獣に抱きついているのを目撃するシロン。本には王獣は人には慣れないと書いてあったのにと思うシロン。
トムラ先生にエリン先生が音なし笛を使わずに王獣に近づいたのを見たというシロン。
トムラがしどろもどろしている間にエリンのところに駆けていくシロン。
リラン以外誰もいない王獣舎に入るシロン。
檻の中に入るシロン。リランに威嚇される。隣の部屋のエクにまで威嚇される。
エリンが入ってきて事なきをえるシロン。
シロン、自分の気持ちがエリンに分かるはずないという。
リラン、産まれそう。
シロンにエサル先生を呼んでくるように頼むエリン。トムラ先生にお湯を。ヌックとモックに新しい干しわらを。
苦しんでいるので逆子かもしれない。人間の手で引き出そうにも、音なし笛を使えばリランの体が持たない。
エリン、一人でやってみると言う。キリクに無茶だと止められる。
エリンに音なし笛を渡すエサル。
シロン、勉強しに戻るとその場を去ろうとするが、エサル先生に止められる。
エサル「待ちなさい!カザルムではこれからも、命の生き死にと向かい合わねばならないのよ。本に書かれた知識だけでは勤まらないところなの。それを学ぶのは今よ。さあ、よく見ておきなさい。」
エリンとリランを応援するシロン。みんなも一緒に応援。
無事に産まれた。
エサル「シロン。私はね…、エリンは良い成績や人にはない才能があるからリランを任され教導師になれた訳じゃないと思っているのよ。あんなふうに、一生懸命生きようとする命にいつも全力で向き合える。そんなエリンを、気が付いたらカザルムのみんなが認め応援していた。今のあなたのようにね。あせらなくても、あなたが全力で自分のやりたいことに向き合っていれば、お父様もいつかあなたのことを認めて応援してくれるんじゃないかしら…。」
泣くシロン。泣くヌックとモック(^^;
シロン「エリン先生。私…なんでこんなに涙が出るんでしょう。こんなこと、本には書かれてないんです…。」
王獣が子を産んだという知らせが王宮に伝わる。
ダミヤに王獣の子が見たいからカザルムに行く手配をしてほしいという真王。
真王陛下がアルという名前を付けてくださった。
エリンに大切にしていた本をもらってほしいというシロン。これから、エリン先生と本に書かれていなかったことを勉強するつもりだという。またシロンが必要になるときまで預かるというエリン。

カザルムに新しい命が生まれ、その命にふれたシロンも今、新たな道を進もうとしています。
エリンは教導師として、そのことによろこびを感じていました。