こんにちは アン 〜Before Green Gables

#11『冬のひまわり』

アンは、卵を買いに行くたびに、エッグマンに、新しい単語を教えてもらうようになりました。
一週間に一度、エッグマンのところへ行けるのが、楽しみで仕方が無いのでした。

エッグマンのところにロバート・ブラウニングの本(金色の泉)を持ってきたアン。
「時は春、春は朝、朝は七時。丘は露に輝き、ひばりは空に舞い、かたつむりサンザシにありて、神、天にあり。世は全て事もなし。」の最後の部分がよく解らなかったアン。詩という物は読んだ者が何を感じるかが重要だから、アンの感じるままでいいと言うエッグマン
エッグマン、冬は薄汚れたものを隠してくれるから、冬の方が春よりも何倍も素晴らしいと思う。
壁に掛かっていた、エッグマンが描いた描きかけの絵に興味が移ったアン。可能性を常に残しておきたいので、絵は完成させないことに決めているエッグマン
アンが興味を持った女性の絵をそそくさと裏返すエッグマン(^^;;
エッグマン、アンに自分の名前を教えるのを今の今まで忘れていたw
エッグマンロバート・ジョンソン
ジョアンナに、卵を買うのにどれだけ掛かっているのかといわれるアン。
野菜ブラシが台無しになったお陰で、冷たい水を使って手で洗わなければいけなくなった。
水に手をつけて「冷たい!」と言うアン。ジョアンナの苦労が少しは解ったか?w
翌日のジョアンナの街への買い物に荷物持ちとして付き合うことになったアン。
ジョアンナ、ハリー、ノア、アンで馬車で街へ。
ジョアンナたちが買い物している間に馬に水をあげるアン。
アン、ふと近くの雑貨屋が気になる。のぞいてみると、野菜ブラシがいくつか吊るされていた。
野菜ブラシが一生手に入らないと考えるアン。
アン、近くで、女性が男女平等について男性と議論しているのを耳にする。
女性、教師見習いだった。みんなに嘲笑される。
アン、自分の母親が学校の先生だったので、女性に興味を引かれる。
アン、女性を「まるで野に咲くひまわりみたいな人だわ。」と表現。
ブラウニングの詩を引用して喋る女性。エッグマンのところで聞いた詩と同じだったので、上からアンがかぶせてきた(^^;;
ジョアンナ、アンを見つけて場を去ろうとする。
アンを引き止める女性。赤毛の女の子と言って引きとめたので、アン、むくれる。
アンの赤毛を美しい、とてもたっぷりとしていてまるで真っ赤に燃える太陽と表現する女性。
ブラウニングの詩を学校で習ったか聞く女性に、エッグマンから教えてもらったと言うアン。そのせいで、ジョアンナにそのことがばれる(^^;;
アンは学校へ行くべきという女性。
女性に「ちょっと、あなた、何なんです?」と食ってかかるジョアンナ。<そりゃそうだ
メリッサ・ヘンダーソンという名前の女性。この春から教師。
ジョアンナと議論して言い負かされてしまうメリッサ。
アン、ジョアンナに手を引かれて去る。
学校なんてとんでもないというジョアンナ。馬のムチ捌きに磨きがw
メリッサに「野に咲くひまわりさん」と名前をつけているアン(^^;;
メリッサがアンは学校にいくべきだといったのが実現できたら素敵だと思うアン。
学校くらい行かせてやったらどうだというバート。最近は何とかいう法律で子供を学校に行かせないと罪になるらしい。<何とかという法律って(^^;;
法律のことまで知らないと言うジョアンナ。みんなが自分を馬鹿にしてると思っているジョアンナ。
ジェシーだったらアンを学校へ行かせただろうとつい口を滑らすジョアンナ。
エッグマンのところへ行く途中でも学校のことが気になるアン。
エッグマン、アンに対して、ジョアンナに野菜ブラシをプレゼントしたらどうかと提案。「報酬」という言葉を教えて、鳥小屋を掃除したらお金をあげる、という。

アンは、一生懸命に働きました。
いつも以上に家事をし、鳥小屋の掃除をしました。

ジョアンナ、アンがロキンバーと話しているのを耳にする。「ロキンバー、あたしね、この頃思うの。野菜を手で洗っているとね、本当に冷たいの。あたしのせいでおばさんがどんなに手を痛めたか。おばさんはあたしのこと良く怒るけど、でも、孤児院に行くところだったあたしを助けてくれた恩人なんですものね。あ、恩人ってエッグマンさんにこの前教えてもらった単語よ。とても恩のある人って意味なの。恩はいつか返さなきゃいけないんだって。でも、どうやって返したらいいか分からないの。だから、あたし一生懸命働いて、おばさんを助けるわ。野菜ブラシを買ってプレゼントするの。そうしたら、おばさんはきっと学校に行かせてくれるわよね。学校に行ったらうーんと勉強する。そうしたら、そう、女の子にだって世界が変えられるって。難しくてよく分からないけど、きっとあたしが世界を変えられたら、おばさんに恩を返せるんじゃないかって思うの。」ジョアンナ「馬鹿なことばかり。しょうもない子だよ。」
とうとう報酬がたまったアン。街に行く用事があるので、アンに一緒に来ないかと誘うエッグマン
生まれて初めて自分で働いたお金でお買い物をしたアン。
偶然ジェシーと会うアン。
アン、初めてのお買い物は本当は自分の物を買いたかったけど、自分が働いたお金でおばさんに何かをプレゼントするのが嬉しいことだと気づいた。
エッグマン、ジェシーに対しては無愛想(^^;;
馬車でアンの家まで送り届けるエッグマン
結局アンにプレゼントされた野菜ブラシを使うジョアンナ。
アンに「学校なんてダメよ、冬の間はね。」というジョアンナ。春になったら行けばいいという。
新しいブラシは洗いづらいらしい。
週に3日だけの学校を許されるアン。
春になったら学校に行けると思ったら冬は好きになれるというアン。