獣の奏者エリン

視聴一日遅れ。

第13話 王獣の谷

はるか太古の昔、アフォン・ノアの向こうから、真王の祖がタハイ・アゼに降臨した時、長い戦いに土地も人心も荒れ果て、この地にあった王国は滅びの淵にありました。
しかばねが累々と転がる広大な野を王祖が歩けば、その頭上には、人に慣れる事のない王獣が、王祖を守護するかのようにはばたき、川に至れば、鋭い毒牙を持つ闘蛇が頭を垂れて、道を作ったのです。
ジョウンと共に夏の小屋にやって来たエリンは、その小屋を訪れたカロンという巡視官から聞いた、王獣という生き物に心を引きつけられました。
その王獣が、はるか頭上を飛んでいくのを見かけたエリンは、さらに憧れを強く抱いたのです。

チーズフォンデュみたいな食べ物が熱いらしい。
チゴ=薬草。チゴの根は内臓にできる腫れ物によく効く。売るために取ってくる。チゴの根は大つぶ金1枚で売れる。
お金の話になると黙ってられないヌックとモック。
「チゴは闘蛇の息で育つ」といわれている。闘蛇が多くいる深い峡谷に生える薬草がチゴ。
怖くてやっぱ行かないもんのヌックとモック。
闘蛇のところに行くと聞いて心配なエリン。
ジョウンのおなら一発で闘蛇も逃げていくらしい。
エリンを助けた時、こびりついていた泥から闘蛇のにおいがしたことと、エリンが心配そうにした時の表情から、エリンが闘蛇と何があったのか気になるジョウン。
エリンを置いて明け方近くに家を出るジョウン。
ヌック、小屋の中で寝てないしw外でござにくるまって寝てる(^^;;
「夕方には帰る。ジョウン」
モックもヌックと一緒にござにくるまって寝てた(^^;;
チゴの花の咲いているところは知らないけれど闘蛇のいる谷なら知ってるもんというヌックとモック。
ジョウンの元へ急ぐエリン。
峡谷の壁に這うように咲いているチゴ。
ヘクソカズラの実はジョウンのおなら顔負けの臭さ。
へクソカズラの実をつぶして服に塗りたくって闘蛇よけにするジョウン。
縄を持って谷を降りながらチゴを採ろうとするも誤って谷底に落ちるジョウン。
夕方には帰ると書き置きがあったのに夕方になっても戻ってこない。
縄が木に結ばれているのを見つけるエリン。
崖の途中の棚みたいになっているところで倒れているジョウンを発見するエリン。
縄を伝ってジョウンのところに降りるエリン。
ジョウン、気が付いた。腰と背中を強打したようだ。
エリン、ジョウンが死んだかと思った。
ジョウンが持ってきていた毛布をかけるエリン。
エリンに、暗くなる前に崖を登る様にいうジョウン。エリン、ジョウンと一緒にいるという。
結局ジョウンと添い寝するエリン。
エリンにお日様の匂いがするかと聞かれ、確かにやさしいお日様みたいな匂いだと答えるジョウン。
エリン、崖下の川に闘蛇がいるのを目撃。王獣のひなを狙っていた。ソヨンの最期の時と情景を重ね合わせるエリン。
何事かとジョウンが起きてきた。
王獣の親が現れた。鳴き声で闘蛇が動きを止め、闘蛇たちと次々と葬る王獣。
野生の王獣を間近で見れたのは珍しいらしい。

間近で見た王獣の姿。
エリンは、そこに母ソヨンの姿を重ねずにはいられませんでした。

ヌックとモックがやって来たおかげで助かったジョウンとエリン。
エリン(あの音…。あの音を聞いた闘蛇は、動かなくなった。あの時も…。あの時の音…。あの時の鳴き声…。お母さんは、指笛で闘蛇を操ったんだ。)

エリンは、闘蛇を操り、子を助ける王獣を見た時に、なぜソヨンが指笛をふくのをためらったのか、という疑問が浮かんだのです。
しかし、その答えを知るのは、ずっと後になってからでした。


次回予告でジョウンが老けているのが気になる…