天保異聞 妖奇士([[あやかし]][[あやし]])

説一 妖夷、来たる

陸奥 天保十四年。
妖(あやかし)総取締りの奉行殿は絵が不得手。
「妖夷(ようい)。古来より、妖(あやかし)・化け物の語り伝えは、ほとんどが盲説・錯覚の類。蛮社改所(ばんしゃあらためしょ)が扱うは妖夷とし、区別いたそうと存じます。」「妖夷なるは、不思議でも迷信でもなく、形を成す害毒なり。ことごとく打ち滅ぼさば、上様の耳にもその功届く。お主の家の恥もすすがれる。それで、最後の奇士(あやし)は見つかったか?」<妖総取締りの奉行の家、何か恥になるようなことをしたらしい。
蛮社改所設立の条件は、竜導往壓(りゅうどうゆきあつ)なる浪人を加えること。
奉行殿の絵を燃やしちゃった。下手だから?(^^;;
南部(青森県東南部→陸奥)から来た物乞いする母子。どこで誰が物乞いをするか、この時代のこの地域には取り決めがあるらしく、母子責められる。(でも、湯屋のだんなにお金を渡してるところを見ると、お金次第でどうにかなったのだろうか?)
八丁堀の御用を預かっている玉兵(たまへい)の口から「おめぇら、浮民(ふみん)だな。」って言葉が。差別用語じゃ??
往壓は湯屋で桶にお湯を入れる係。
玉兵の連れ「どこの街でも浮民を見ますよ。一体、あいつらは何です?」玉兵「まぁ、いろいろだが、一番多いのが、国で食えなくなって江戸に来た奴らだな。家もねぇ、仕事もねぇ。お上はそれを浮民として、俺達町方とは違うものと決めた。そしてちゃんとお救い小屋、浮民寄せ場を作って、そこに入るように言ってんだ。」
玉兵の連れ「浮民てのは、すぐに分かるもんですかい?」玉兵「寄せ場に入ったら、刺青を入れられる。逃げるともう一つ。」玉兵の連れ「じゃあ、二度逃げたら?」玉兵「(首を切られる仕草をして)おとなしく寄せ場にいりゃあいいんだよ。どこにも居場所がねぇものを。」
玉兵、往壓の腕に浮民の刺青が二つあることを発見。
往壓の太刀筋を見た玉兵「ゆ、ユキ、おめぇ、元、侍か。そこらの道場に通った腕じゃねぇ。」<往壓、侍だったみたい。
往壓が湯屋の二階から表に転げ落ちるのを見たばあさん?が「おぉ、なんまんだぶ、なんまんだぶ。」<いるいる、こういう人(^-^;
往壓「ようはこの時代、水野忠邦って老中が天保の改革をやっている真っ最中。芝居もダメ、博打もダメ。何もかも取り締まられている。それでも、にぎやかな江戸に流れ込む貧しい者達の数は増すばかり。家も仕事も無いそいつらは、浮民と差別されていた。ってことにしとく。」<カメラ目線で誰にしゃべっているの(^-^;
往壓の友達の雲七(くもしち)ってのが登場。
往壓、湯屋ではユキと呼ばれていた。往壓を追っている二人組み(アビと元閥)が。往壓、元は旗本の御曹司で、家を出て二十五年経っている。
往壓、魚釣り用のミミズを売って生活している。
往壓、湯屋で会った母子と再会。宰蔵に「子供、お前、名は?名だ。お前、央太(おうた)ではないのか?」と名前のことを問われる子供と、子供をかばって逃げる往壓。
往壓の住んでいるあばら家はなめくじ長屋と呼ばれている。往壓、母子を住処に招き入れる。
宰蔵、アビと合流。アビに「まだ臭いぞ。」って言われた宰蔵の顔が一瞬(゜□゜に。
央太、逃げるところを探していた。
央太、トト(父親)のいるところを探していたっぽい。往壓も昔、そこに行ったことがあるらしい。
雲七「だから言ったじゃないですか。」往壓「雲七、あの子供は?」雲七「見たんですよ。往壓さんと同じものを。あんたが逃げてきた、あの異界を。」<雲七、いろいろ知ってるっぽい。
冒頭に奥州で現れた山神様の妖夷登場。宰蔵とアビが登場。宰蔵「この化け物は、あの親子を追ってきたんだ。陸奥からずっと。」
往壓、子供をかばって飛ばされたところで、何かの力発動。芥という漢字の漢神(あやがみ)の力が往壓に宿る。
その戦いを舟に乗って見物する人(鳥居耀蔵)がなぜか解説。「”ちりあくた”の”芥(あく)”とは、この字に含まれるカイとはもともと、鎧のことだと、いう。そこから、隔てるという意味が、生まれた。」
異界から妖夷がもう一体現れて、二体になったところで続いちゃうし。


なんかむずかしい言葉がたくさん出てきて、感想を書きにくい番組だ…。いちいち番組ホームページで調べて書かないと分からなさそう。