まんが日本昔ばなし

絵姿女房

ヒョウロクという若者に美人の女将さんが。しかも絵が巧くて、自分の姿を描いてヒョウロクに渡した。(絵を描く紙を調達するのも簡単じゃなかったのではないだろうか?)
貧しいヒョウロクのところに美人の女将さんが来たのは、畑を耕していたときに、女将さんが近くにやってきて「あたしあなたのところにお嫁に来たのよ」と言ったから。いや、それ説明になってない(^^;;なんでお嫁に来たのか?ヒョウロクの名前を知っていたのも何か理由があるからだろうに。
畑仕事をしながら絵を見ていたら、風で絵が飛ばされてお城へ。
「そこのお殿様が大のうぬぼれやで、自分の顔を描かせては、悦に入っておりました。」<お殿様ナルシスト。しかも顔におしろいを塗っているのでバカ殿を連想させる。
お殿様、絵姿の女房を見て「みなのもの、さっそくこの紙に書かれた女を探してまいれ。わしの嫁さんにするのだ。このような美人はわしのような美男子にこそふさわしいのじゃよぉ。」<自分を美男子と呼ぶのが。
お城からの使者に連れて行かれる女将さん、桃の種をヒョウロクに預けて、三年たって桃がなったらお城に売りに来るように言う。
ヒョウロク「殿様の、バカヤロー!」<使者に聞かれてたらやばかったんじゃ?
女将さん、ヒョウロクが桃売りに来た声を聞いて、殿様の所に来て初めて笑う。桃売りの声で奥方が笑うので、殿様がヒョウロクと着物を取替えっこする。そのまま殿様は調子に乗って城の外へ。門番気づかず。<殿様だって気づけよ(^^;;そんなに信頼なかったんだろうか(^^;;
「こうしてヒョウロクは殿様と入れ替わり、女将さんと二人でいつまでもお城で幸せに暮らしたということです。」<まさに下克上w殿様はその後どうしたんだろうw

おんぶ狐

神奈川県

「昔々、真鶴の高丁場というところに、一匹の仔狐がおった。」>神奈川県足柄下郡真鶴町。高丁場という場所までは特定できなかった。

母狐とはぐれた仔狐。
子供に化けて、村人におんぶしてもらって、いつの間にか石や木の根っこにすりかえるいたずらを。
サダキチという知恵者が子供に化けた仔狐をおんぶして、縄でくくって、自分の家の柱に子供をくくりつけて、村人たちが松葉の煙でこらしめる。→庄屋さんの家に逃げ込んで柱に化ける。十二支の彫り物がしてある柱の亥が一本多い。しかも尻尾が長い亥。>柱を取り囲まれて、仔狐は殺されてしまった。
↑仔狐も悪いが、何も殺すことはないだろう。でも昔話といったら昔話っぽい。
村人「ちとばかし、かわいそうなことしたのお。あの狐、そんなひどい悪さしなかったからなあ。」
村人「あの狐、化かすときはいつも、わしらの背中におぶさって、うれしそうにはしゃいでいたからな。」
村人「ひょっとするとあの狐、この野っ原で一人、さびしかったんじゃなかろうか。」
村人たち、狐への償いとして稲荷神社を作る。