まんが日本昔ばなし

安珍清姫

紀州の国、日高川って地名が出てきた。
珍しく、2→1(3日ほど前)→3という時間経過だ。
うら若い旅のお坊様、安珍の故郷は奥州の白河(現在の福島県白河市)。熊野大社(島根県松江市熊野大社ではなく、和歌山の熊野三山)にお参りに行く途中、真砂(まなご)の里(和歌山県田辺市中辺路町真砂)の庄屋の娘、清姫に出会って、再会を約束するが、熊野大社の僧たちから、修行中の身だからと清姫とは会わないように諭される。
清姫、狂ったように安珍を追いかけて、日高川に入水して、恐ろしい大蛇に。女の執念って恐い。
道成寺の釣鐘の中に安珍が隠れたけれど、大蛇に炎を吐かれて焼き殺されて一巻の終わり。


ネット上で調べてみると、いろいろと話の展開が違っていて、どれが本物なんだろう??
http://www.nanki-town.jp/history/annchin.htm
http://www.town.kawabe.wakayama.jp/look/dj/An&Kiyo.htm
http://www3.ocn.ne.jp/~seasnow/newpage41.htm
http://www2.tokai.or.jp/yayoi/e_night/e_night_an/e_night_an.htm
清姫の墓を発見。

道成寺はここ。

天狗杉

奈良県桜井市

太刀の悪い天狗、って、天狗に悪い良いがあるのか。
芙岳(ふがく)「こうなったら、寺の杉の木を全部切り倒してしまいましょう。天狗どももねぐらがなくなればいたずらもできますまい。それに、寺の修理用の木も手に入ります。」和尚「勉強もろくろくせんと、なんてことをいうんじゃ。あの杉は先祖代々の授かり物じゃぞ。」<芙岳の言ってる事がもっともらしく聞こえる。
杉の木を切るために大僧正になろうとする芙岳。勉強を始めて、寺の書院に閉じこもりっきりになって、5年、10年、30年経って、ひげぼうぼうの庫学僧に。その後も勉強を続け、66歳の歳に大僧正に。全国から木こりを集めて杉の木を切ることを命令。最後の一本になったところで、杉の木を残す。
「まぁ、一本ぐらい残しておいてやってもええじゃろう。考えてみれば、わしは天狗どものおかげで勉強する気になったのじゃった。いわばわしの恩人じゃ。恩人達のために、一本ぐらい残しておいてやってもええじゃろう。」
全体的にみると、なんか、長い年月をかけた復讐劇、といった印象。たった15分弱のアニメの中で、60年もの歳月が流れてしまうんだからすごい。
ナレーション「まぁ、人間、何がきっかけでやる気を起こすかもしれんもんじゃ。」


元になったお寺は奈良県桜井市にある長谷寺というお寺みたいです。
http://www.hasedera.or.jp/kodomo/index.html